牡丹桜と八重桜の違い

2024年4月下旬。たけのこ梅雨の合間を縫った一瞬の晴れ間のドライブで出会った牡丹桜。ソメイヨシノの2週間ぐらい後に開花する桜で一般には「八重桜」と呼ばれている。

大分県豊後大野市えぼし公園の牡丹桜

八重桜と牡丹桜の違いとは?

八重桜と牡丹桜は呼び名が違うが、同じ種類。八重桜は八重咲き品種の桜の総称で、牡丹桜は八重桜の別名。牡丹桜という名前は、花の咲き方が牡丹に似ていることが由来。

八重桜の雑学

八重桜は日本に生息するバラ科の落葉高木。4月になると見頃を迎え、全体的にボリューム感のある花姿(ピンク色や白色の花)が魅力。

八重桜の種類はたくさん!(主な桜の名と特徴)

「関山桜(カンザンザクラ)」ピンク色で大輪の花を咲かせる

楊貴妃」 淡いピンク色の花を咲かせる

「普賢象(フゲンゾウ)」淡いピンク色の花が咲き、秋になると葉が赤色に紅葉

御衣黄(ギョイコウ)」淡い緑色の花を咲かせる

「大村桜(オオムラザクラ)」白色の花びらにピンク色の縁が魅力的

「松月(ショウゲツ)」蕾のときは紅色だが、開花すると淡いピンク色から白色へ変化

「一葉(イチヨウ)」花の外側が薄ピンク色、内側が白色という特徴的な花色を持つ

鬱金(ウコン)」数多ある桜の品種の中で、唯一黄色い花をつける品種として知られる

「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」濃紅色の八重咲きの花が特徴の枝垂れ桜

兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)」「兼六園」の名前がついているのは、実際に兼六園にこの品種の原木があったから。300枚以上の花びら、咲き進むにつれて濃紅色、淡紅色、白色と変わっていく花色、最後は花びらが散らずに花ごと落下するなど、大きな特徴を複数持つ個性的品種

まとめ

八重桜=八重咲き桜の品種を指す名前

牡丹桜=八重桜の別名

牡丹桜は八重咲きの桜。花びらがたっぷりと詰まった咲き方が牡丹の花を思わせるため「牡丹桜」と呼ばれる。桜の種類の分け方にはいろいろあるが、5枚の花びら(ソメイヨシノなど)をつけるものを一重咲き、それ以上の花びらをつけるものを八重咲きと、咲き方で分ける場合もある。

(牡丹桜の基本データ)

植物学的分類   バラ科サクラ属:落葉広葉樹

原産地    日本

開花時期   4月中旬~5月上旬

花色        白・ピンク色

別名        里桜・菊桜

牡丹桜の花言葉は、以下の3つ。

花言葉①「豊かな教養」

たくさんの花びらを、これまでに積み重ねてきた知恵、知識、教養、経験になぞらえたことが花言葉の由来。

花言葉②「善良な教育」

「豊かな教養」と同じく、たくさんの花びらが重なる咲き方を、豊かな知恵や知識を蓄えてきたことになぞらえたのが花言葉の由来。

花言葉③「しとやか」

豪華な咲き方をするが、上品で最後には花びらが散っていくところが、いさぎよさと奥ゆかしさを感じさせることが由来。

というわけで、せっかくの桜大国ニッポンを満喫しよう!!

 

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